長野市の長野高専電子情報工学科5年の牛谷雅さん(20)=北佐久郡軽井沢町=が、太平洋戦争の敗戦を告げる「玉音放送」の直後に34歳で戦死した曽祖父・功さんの足跡を調べた過程をまとめたエッセー「8月15日に終わらなかった戦争 『占守島の戦い』で散った曾祖父を追う」を昨年12月に出版した。日本史が好きで調べ始めたが、功さんの残した文章から人柄に触れ、日常や未来を突然打ち切る戦争のむごさに意識が向いた。戦争の記憶が失われつつある今、戦争を「家族」の視点から見て、戦争を自分のこととして考えてほしいと訴える。